桜音
□第1夜
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「チッ、あのガキ何処行きやがった」
「まだそんな遠くには行ってねぇはずだ!」
・・・しつこい、早く行ってくんねぇかな。
そもそも何で俺が追われなきゃ何ねえんだy「ぎゃあぁぁぁっ!!」
『っ!?』
何だ今の声!?
ビビッた・・・
今、俺の目の前に広がる光景。
さっきまで追ってきてきてた男たちは血まみれになって倒れている。
その代わりに白髪で真っ赤な目をした男たちが狂ったように笑いながら
「血ぃ、血ぃぃいいぃぃ!!」
と叫んでいる。
あれは確か・・・
『羅刹・・・?』