その他

□おはよう
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傍にいたいの続き





 ……鳥が鳴いている。重たい瞼をゆっくりと開くと目の前には結婚したばかりの私の夫・槇寿郎さんの寝顔があった。

(……そういえば、昨日…)

 昨夜のことを思い出して顔に熱が生まれる。初夜以降、私たちは頻繁にお互いを求めた。昨夜もそうで、私はみっともなく喘いで、鳴かされて、何度もナカに注がれた。お腹にはそのときの感覚が残っている。なんなら今も入っているような気がし…て…?

(待って待って待って!)

 私のナカには槇寿郎さんのモノが入っていた。まさか、入ったまま寝てしまったのか、私は!? どうしたらいいのかと慌てていると、腰に腕が回され、ゆっくりと押し付けられた。

「ひィ、ァッ!?」
「……おはよう」

 寝起き独特の掠れた声に驚くと、槇寿郎さんが楽しそうな顔をしていた。

「し、槇寿郎さ…おは、ッあ!♡♡♡♡♡」
「昨日は先に寝てしまうとは…少しいじめ過ぎたか?」
「ッ、ん…ァ、なん、で♡♡♡♡♡」

 腰がびくびく痙攣する。引きたくても槇寿郎さんががっちり押さえていて身動きがとれない。それどころか「その動きは誘っているのか?」と笑われてしまう。

「ち、違っ…槇寿郎さん…抜いてくださ…♡♡♡♡♡」
「…はぁ…朝からこんなに熱いとは…」
「ゃ…ん♡♡♡♡♡」

 槇寿郎さんの魔羅がぐいぐいと子宮口を刺激する。同時に槇寿郎さんの右手が胸の飾りを弾き、右胸はちぅ、と吸い付かれる。外では鳥が鳴き、通行人たちが挨拶を交わしている。子供たちが学校に行く声も聞こえる。そんな朝には不似合いな空気の中、私たちは交わっていた。

「あッ、ん♡♡♡♡♡しんじゅろ、ぅ…さん…♡♡♡♡♡」
「どうした…?」
「も…イキそう、です…♡♡♡♡♡」
「早いな…そら、俺の子種だ…受け取れ…♡♡♡♡♡」

 ばちゅばちゅと突かれ、魔羅をきつく締める。堪らない。きもちいい。私は槇寿郎さんの体に四肢を巻き付け、子種をねだった。

「あっ、あっ、あ♡♡♡♡♡だめぇ…槇寿郎さんッ、イク…♡♡♡♡♡イッちゃう、イッちゃう♡♡♡♡♡」
「ん、っ…く、ァ…!♡♡♡♡♡」

 びゅるるるるるる…!!!!!♡♡♡♡♡

 昨夜散々出した筈なのに、すごい量だ。息切れした私の顎を掴み、槇寿郎さんが口を吸う。絡めた舌と交換した唾液は熱く、興奮していたことを知る。

「……静」
「はい」
「大丈夫か?」
「……ん…恥ずかしかったけど、幸せです…」

 そうか、と槇寿郎さんが頭を撫でる。槇寿郎さんは昔から私の頭を撫でるのだ。

「……私、もう子供じゃないですよ」
「では、なんだ」
「……槇寿郎さんの、妻です」
「そうだな」

 槇寿郎さんが額に唇を落とし、ゆっくりと魔羅を抜く。

「……昨夜から三日ほど、休暇を貰った。その間は杏寿郎が柱として働いてくれる」
「はい」
「だから、その…」

 たまには外で食事をしないか?

 耳元で囁かれたのは新婚らしい可愛い願いだった。私は首に腕を回し、いいですよ、と答えた。

「父上、お姉…静さん、おはようございます」

 襖越しに千寿郎くんの声が聞こえる。私と槇寿郎さんが挨拶に答えると、千寿郎くんは朝餉はどうするのかと訊いてきた。

「先に風呂に入りたいから沸かしておけ。食事は軽くでいい」
「わかりました、すぐに準備しますね」

 ぱたぱたと千寿郎くんの足音が遠ざかる。

「……静は、洋食は食べたことあるか?」
「いいえ、ありません」
「そうか。なら、いい店がある。オムライスにポークカツレツ…あぁ、クリームソーダもいいかもな…君の好きなものを探してみよう」

 私の顔を愛しそうに眺めながら槇寿郎さんが楽しいことを挙げる。それから私たちはお風呂に入り、千寿郎くんが作ってくれたおにぎりとお味噌汁を飲み、二人で下ろし立ての着物で出掛けた。

「静、行こう」
「はいっ、槇寿郎さん」











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朝起きたら入ってた話が書きたかったがどうしてこうなった。





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