言の葉綴り 貴子

□か さ ね  て
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あなたの手
大きな手
はじめて触れた手は
あたたかかった

  空気が凛とふるえる 雪が眩しい朝
  あなたと並んで 雪だるまを作った日のこと
  覚えているかしら


わたしの手
小さな手
あなたを起こす手は
ひんやりしてた

  雫が光の繭になる 雨あがりの庭
  あなたと植えた 花水木が咲いた日のこと
  覚えているかしら



泣かないで
幸せだった 日々は
ふたりの手の中にあるから

笑っていて
育ててきた 想いは
あなたの手に託すから

だいじょうぶ
あなたの 大きな手が
しっかりと
わたしの 小さな手を
つつんでくれるから


  だ か ら わたしは
  安心して 眠れるの







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「手」です。
ぽっと浮かんだのは「ぬくもり」なのですが、思うがまま
綴っていたら、こういうものが出来上がりました。はぅ。
他にも、「やさしい手」・「頑丈な手」・「職人の手」・
「創造の手と破壊の手」・「緑の手」…etc。

「手」という言葉からの連想には果てしないものがあり、
思い付いた、殆ど全ての言葉を繋げられたのが驚きです。
因みに。タイトルは、「重ねる手」と「想いを重ねて紡ぐ
言葉」をかさねてみたり。


それにつけても、あずささんvv
素敵なお題を有難うございました!
実はこのお題、まだまだ活用させて頂く予定です(^^)。
「手」のモチーフが出てきたら、それは、今回のお題から
だと思って下さいねー♪

では!

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