言の葉綴り 貴子
□なつくも
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雲が居た
ずっと向うの 海の上
窓から見える 空の中
風に添われてゆっくり動く
まるで 寝そべる虎のよう
お腹は暗めの黒灰色
きっと もうすぐ雨が降る
けれど身体は真っ白で
ぽっかり浮かんだ 夏名残
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