ナツ夢

□影武者
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あれから7年…




このギルドが最後の希望…







もしいなかったら
あたしは約束を果たせない







ごめんなさい、ナツ…







ードッタンバッタンー





本日のギルドは
ギルド内で内乱勃発中








そんななかある訪問者が…








ーギィー







ル「あら?誰か来たみたいよ?」

ハ「見かけない顔だね?」








その訪問者はゆっくりとギルド内に足を踏み入れる







『……ここが妖精の尻尾…?
思ってたより滅茶苦茶…』







そんな訪問者に近付くミラとルーシィ








ミ「あなたも妖精の尻尾に入りたいの?」

ル「ここいいところよ♪」

『…あの、ここに滅竜魔導士がいるって』

ル「滅竜魔導士?」

ミ「いるわよ、3人」

『…会わせてもらえませんか?
あたしにはもう時間が…!』

ル・ミ「「?」」







顔を見合わせるルーシィとミラ








『…伝えなきゃならないことがあるんです…
7年前のあの言葉を…』

ル「7年前ってイグニール達が姿を消した年じゃない!」

『知ってるんですか?イグニールを…』

ル「あなたこそ知ってるの?
あなた名前は?」

『ナラです』

ル「ナラね♪
あたしはルーシィ、よろしくね」

ミ「あたしはミラジェーン、ミラでいいわよ」

『ルーシィ、ミラ、あたしには本当に時間がないの…』

ル「ちょっと待って…
それってどーいう…」

『追われてるの…
ここが見つかるのも時間の問題…』









あまりに焦るナラをみて
ミラとルーシィは困った顔をする








と、そこへ








ナ「なにやってんだ、ルーシィ」

ウ「あれ?新しい仲間ですか?」

ハ「可愛い子だね♪」

ル「ナツ、ウェンディ!」

ハ「ルーシィ、おいらわすれてる」

『…え?

ルーシィいま、なんて…』

ル「え?」

ナ「あん?」








ナラの視線の先は明らかにナツ








ル「探してた滅竜魔導士ってナツのこと?!」

ナ「俺になんか用か?」

『っ…(泣)』

ハ「えー!ナツが泣かしたー!」

ル「んなー!?

ナラ、いきなりどうしたの?」







泣き崩れるナラ
慌ててルーシィが慰める







ナ「ナラ?
お前、本当にナラか?」

ル「知り合いだったの?」

ナ「そんなわけねぇ…
だってアイツは俺のせいで…」

ハ「ナツ…?」









ーバターンッー







「「「「!?」」」」








突如乱暴に開かれたギルドの扉
妖精の尻尾の全員がギルド入り口に目を向ける







「邪魔するぜぇ」





そこに居たのは体中刺青だらけの怪しげな男






エ「…妖精の尻尾に何のようだ」

【探しもんだよ


おーいたいた!】

ル「え?」









男が指差したのは泣き崩れているナラ








【その女を迎えに来たんだよ

つー訳で返してもらうぜ?】

『…もう手遅れでしたか…
それがあたしの運命ですか…』

ル「ナラ?」

【あん時は殺し損ねたからなぁ…

ナツ・ドラグニル!!!】

「「「「!?」」」」」

ナ「は?」











男が発した名前にギルド全員が目を丸くする









そのなかでも一番驚きを隠せない
のがナツだった








ナ「なにいってんだ、アイツ…」


ル「え?!

違っ…この子は!」








ースッー







ル「ナラ…」








ルーシィの反論を制止したナラ

そのまま立ち上がって男の方へと歩き出す








『…殺し損ねた?

あなたが弱かっただけでしょ?』

【あん時のことは忘れもしねーぜ

殺したと思ったがドラゴンに救われたなんてよ…】

『…………』


ナ「…まさかっ…!」

ル「ナツ…?」










男とナラの会話を聞いていてナツはあることを思い出す
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