グレイ夢♀

□白雪姫
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『え?白雪姫?』

ミ「そう!一ヶ月後にあるギルド同士の魔法園祭での大イベント!
白雪姫の劇をやるんだけどそのヒロインにナラが選ばれたの!」

『ヒロイン?
てことはあたしが白雪姫?』

ミ「そうよー♪」






嬉しそうに語るミラの話に食いついたのがギルドにいる男全員







マ「ナラの白雪姫姿かぁ
えーのぅえーのう(*´ω`*)」





マスターの妄想にマカオやワカバが食いつく






ナ「白雪姫ってなんだ?」

ハ「毒リンゴを食べて永遠の眠りについちゃうんだ!」

ナ「なー!?毒リンゴー!?
そんなもん食うのかナラっ!?」

『バカだなぁ
たぶん偽物だと思うよ?』

ハ「で、その眠りを覚ますのが王子様のキスなんだよ、ナツ」

ナ「ふーん」

『ていうか、ミラ
王子様は誰なの?』








素朴な疑問を口にしたナラ
そんなナラに俺だ!俺だ!と次々に立候補する面々






ミ「確か…蛇姫の鱗のリオンだったような…」

『リオンか。
ならいーや。あたしその劇やるよ』

ミ「本当!?よかったわー」









手を合わせて喜ぶミラ









ル「てか、いーの?」

『ん?』

ル「グレイがキレそうじゃない?」

『あー…忘れてたわ』







ふと自分の彼氏のことを思い出したナラ…
グレイは今ジュビアとクエスト中
ヤバイかなぁと呟くも







『ま、なんとかなるよ
リオンはグレイの兄弟子だし?』

ル「…(それが一番ヤバイシチュエーションなんじゃないのかしら?)」








そんなルーシィの心の声をよそに
ナラはミラから台本を受け取り、パラパラと目を通し始めた








ミ「練習は来週からよ
リオンがこっちに来るらしいわ」

ル「!!(ますますヤバイんじゃないのかしら!?)」

『ふーん。わかった
ガンバローっと』







至って前向きなナラだが本番当日に予想外な展開になることなど誰も予想していなかった
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