‡実体験談‡
□2日間の恐怖
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(まぢか…)
携帯を手に取りいぢる
(このまま寝たら
金縛りになるかも…)
光を左側の視界に軽く入れて
携帯をいぢる
どれくらいたったろうか
1つ気付いたことがある
その光は
ゆっくり
ゆっくり
ゆっくりと
左へ移動していた
視界から消えた光
(少し寒くなってきたな…)
鼻がむずむずしたから
鼻をかむ
そして
さっきと同じ態勢になる
(あれ…?)
また
さっきと同じ場所に
同じ顔の光がいた
そしてまた
時間をかけて
ゆっくり
ゆっくり
ゆっくりと
左側に移動して
また視界から消えた
僕は鼻がむずむずしたから
また鼻をかむ
するとまた
同じ場所にいる
何度も繰り返す
4時すぎ5時近く
外が明るくなり
光の顔と外の光が重なった
顔は見えなくなり
僕はゆっくりと
眠りについた