清桜の新星

□第2Q 絶対命令
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ー次の日





ホームルームが終わり帰ろうとしていた私のところに彼はやってきた






「ねえ」




「は、はい!?」







突然呼びかけられたので驚いて変な声がでてしまう







「えーと、なに?赤司君だっけ?」






話しかけてきた人物=赤司 征十郎に私は内心ひきつりながら聞き返した





すると彼は突然







「君ってさ、バスケ出来る?」





「ー!」







え、ほんと突然何・・・バスケ?無理!絶対やりたくない!







今までどんだけ辛い思いしてきたと思ってるわけー





そこで私はあることに気付いた







「・・なんでそんなこと聞いてくるの?」






部活の勧誘だとしても普通、そんな事聞いても男子と女子は別だから意味がない




ー思い当たるのは一つだけ





すると彼は面白そうに私を見ると







「君ってさ、天宮莉奈だよね」





「・・・・」






予想的中、コイツ私の事に気づいてた





私の望みがすぐさま消え失せてしまった






1つため息をついて赤司君から視線をそらす







「ーバスケは絶対にやらないよ。約束も果たしたしね」








声を少し低くして私は彼の問いを拒絶する








「絶対か・・ねえ、その約束ってさ何?」






「・・教えられない」







薄く笑いながら聞いてくる赤司君に私はこの場から逃げ出したい衝動に駆られる







もうやだ、早くどっか行ってー。なんて言えない・・し・・



さっきからただ喋っているだけなのに冷や汗が止まらない







「まあいいや、ーこれから練習あるから行くよ」









ほっと胸をなで下ろす







「そうなんだ、頑張ってね」








はあー、疲れた。さてさっさと帰りますか









「どこに行くんだ」




「ーはい?どこって・・・家に帰る以外どこへ」








この人、何言ってるんだろ



何故かいやな予感しかせず顔が引きつった





ーまさか







「体育館行くぞ。ちなみに莉奈、君は今日からバスケ部のマネージャー」




「ちょっと待てー!え、何、私の選ぶ権利はどこ行った!?」







しかもすでに名前呼び!!







「そんなものはないーこれは決定事項だ」







さも当たり前という顔で言われてしまうと絶句するしかない












「・・・なんでわたしなの」









出来る限りの睨みを効かして目の前に悠然と立つ人物をみる







それでも赤司君の表情はまったく変わらない








「俺は莉奈の事、かなり評価しているんだがな」





「・・・」








突然、なにを言い出すんですか赤司君









「とりあえず来い」







やばい、なんかムカついてきた






特にこのお前に拒否権はないみたいな態度






・・・そうか





ここで私はあることを考えついた





こいつの弱みを握ってその態度をどうにかしてやればいいんだ






そして、二度と私の事に深入りできないようにしてやる





そうすれば、私の事を知る奴はいないも同然になる






こうなったらやるしかない










「わかった。やるーけど、一つ条件を提示してもいい?」








今まで一度も崩さなかった表情が剣呑になった









「天宮莉奈の事は誰にも言わないで」






「・・・何故だ?」






「私にはもうバスケをやる資格がないから。」






「・・・」






少しでも口止めを可能にするならマネをやる条件にした方がいいし、もし成立すれば今の所唯一私の事を知るコイツから情報がもれる事ない






さっきからの態度をみていいよと言ってくれそうにないけど・・・さ







「仕方ない」






「え、いいの!?」





私がそういうと眉をひそめた






「莉奈、そのかわり俺からも出すーマネージャーの間は俺の命令は絶対だ。いいな」






そうきたか、






「わかった。」







こうして私は帝光中男子バスケ部のマネージャーになることになった











   ・  ・  ・





(なんかいつの間にかうまく乗せられてしまった感じがする)


(俺の命令は条件じゃなくても聞く事になるがな)


(!!?)







・・・・・・・・




いつの間にか赤司君からコイツに変わってた・・・

というわけで強制入部、決定しました!!←((殴



いやー、やっと更新出来た

※実をいうとこの長編は突然思いついたものだったので全く構想が出来てません

なので多分わけの分からないことになるかもしれないです!






ここで一つ確認


「赤司様の言うことはー?」


\(^^ )ぜったーい!!( ^^)/



ということで莉奈はどうせ赤司様の言うことを聞くはめになる









 

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