清桜の新星

□第4Q 練習試合
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マネージャーになって2週間が過ぎた



9月も下旬になったがまだ暑さは続いていて、体育館の中はただいるだけで大量の汗が出てくるという始末だ



「次はこれ運んでー・・・」



「一軍集合しろ」



タオルを運ぼうと矢先、突然赤司君が召集をかけた



内容が気になったが
まあ、私には関係ない事だから別にいっか




「莉奈どこ行くつもりだ」



「え、これ置きに行くんですけど・・・まさか」



「お前もだ、早く来い」



うわーマジですか・・・

本心をいうと一刻も早くこのクソ暑い体育館の中から出たかった



「・・・はーい」



逆らうとあとが怖そうなので今はおとなしく従いますか




「練習試合をする事になった」



「なった?」




「そうだそれも明日だ」




「「「「は?」」」」



おお、見事なハモリ!!

って何関心してるの!?



「明日ああぁ!?」




「いくら何でも突然過ぎるのだよ赤司!!」




私の知る限りじゃいつも冷静な緑間くんも驚いてるし


なに企んでるんですか 赤司君




「俺に言われても困る」





「・・・」




呆然 いまこの状況に最も相応しい言葉だと思った




「ちなみ事の詳細は桃井に聞いてくれ」





「え、さつき」





「てへ☆」





横にいるさつきに視線をやるとあきらかにいつもとテンションがおかしかった





てへ☆ってなに!?




「・・・まあ、はい、うん、事の詳細を聞いてもよろしいでしょうか・・・。」





あ、なんかやばいなー


・・・もう疲れてきた

てかもう嫌な予感しかしないよ






「・・・間違って隣町の学校と練習試合組んじゃった♪」




はい、来ましたー



爆弾発言投下ー。




もう開き直ったって感じの笑顔は最高に可愛い




けど今は誰もそんなのみてなかった










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