短編

□キセキと正座
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「・・・赤司っち、今日は何するんスか?」







赤司の持っている細長い棒状の物を指差して黄瀬が問いかける








ーが赤司はその棒状の物を手にして怪しく笑うと







「見てわからない?」








”わかんないっスよ!!”







赤司の言葉に黄瀬は心の中で叫んでみたが声に出すことはない






「それで今日は何をするんですか」








黒子がそう問いかけると






「一日中座禅かな」








『・・・・・・・は??』(黄瀬と緑間)









「・・・」(黒子と紫原)






「・・おい、今なんつった」






一歩後ろに後ずさりながら青峰が再度聞き直す






・・・が







「最近みんなうるさいよね。・・・僕の言いたい事わかる?」





笑っているが目だけがまったくわらっていない赤司にその場にいた全員が嫌な予感を覚えた





「・・おい、緑間!最近赤司を怒らせることあったか?!」






「・・身に覚えはないのだよ」






「・・俺、絶対なんもやってねえっすよ!」






なぜかもう涙目になっている黄瀬が必死で訴える








そして3人してある人物に目を向ける






「・・部室でお菓子こぼしてないよ」









3人に睨まれ居心地の悪さを感じた紫原が睨み返しながら言う







「まあ、ただの精神面のトレーニングだよ」








黄瀬、青峰、緑間、紫原の口論をあっさり覆し赤司はさらりと告げる








”ビビらせんなよ!”









これが4人の反論だが約1名だけは平然と










「そうですよね」







と全く同様せず頷いた






「そういうわけでお前ら全員、そこに座れ」








「「「「「・・・・・はい。」」」」」









そして赤司による地獄の座禅大会が真夏の暑い体育館の中開催されることとなった




 

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