キミの隣

□2話
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次の日、教室に足を踏み入れると机が2つ増えていた。
今まで空いていた私の両隣に。

昨日の留学してたから俺たち2年生。と言うことは本当だったらしい…
でもHRが終わっても2人は来なかった。鞄はあるから学校内にいる事は確かだから…



“屋上”



その2文字が思い浮かんだ私はざわついてる教室から出て屋上に駆け上がった。


ソローっと屋上の扉を開けると2人の姿はない。
ここだと思ったんだけどなー…



「おーい!上だ!上!うん」



真上を見上げるとデイダラ先輩と飛段先輩が見下ろしている。
上に上がると2人の周りにはお菓子やらなんやら…とにかく色んなものが散らかっていた。



「ひとーつ!」



いきなりデイダラ先輩が立ち上がったと思ったら人差し指を立てながら言い出した。

私は何事かと思いながらも黙って聞いていた。



「敬語を使わない!」

「ふたーつ!オイラたちに先輩をつけない!」

「みーっつ!アドレス及び、番号の交換をすること!」

「これを守らなければくすぐりの刑に処す!うん!」



分かったか?と笑顔で言うデイダラ先…デイダラを前に私は‘ポカン’という効果音がピッタリだと思われる表情をしているに違いない。



「早くしねーとくすぐりの刑だぜぇ?」

『あー!待ってくださ…じゃなくて待って…?』



慌てて訂正する私に笑いながら2人はそれでよし、と言ってくる。

その後2人とアドレスと番号の交換をして座談会。






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