レッツ☆エンジョイ!

□帰れよお前ら
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『…ところでいつまで居座るつもりで?』


学校が終わってすぐ帰ってきたのに気が付けばもう5時を回っていた。

4人も帰ることなんてなく、我が物顔でくつろいでいる。

1人で3人掛けのソファーを独占して寝転んでいる飛段に

1人掛けのソファーに座って頬杖をつきながらテレビのリモコンをもって自分が見たい番組を探してるサソリ。

デイダラは何も出さないのもアレかなと思って出したちょっとしたお菓子を頬張ってるし

イタチはサソリと同様、1人掛けのソファーに座ってボーっと次々とチャンネルが変わっていくテレビを見ていた。

何もすることがないならぜひとも今すぐ出て行ってもらいたいものだ。


「てかよぉ、お前んち広すぎ。疲れたじゃねーか」

『それは走り回る飛段が悪いんでしょ?広いせいにしないで』

「つーかアホ毛、こんなでけえ家に住んでるくせにバイトしないと生きていけないほどビンボーなのか?」


アホ毛言うなっての…


『しょうがないじゃん、親から生活費とかお金一切もらってないんだから』

「わ、悪ぃ!オイラたちその、別に暗い話をしようってんじゃねーんだ!うん!」

『いや、一応生きてるからね。死んでないからね』

「そうなのか、うん?」


まあ生きてるっちゃあ生きてるけどどこにいるかも分からないし、仕事も何してるのかイマイチ把握してないんだよね。

でもこんな大きな家をパっと買っちゃうような親だから死に物狂いで働いてるほど貧乏な親じゃなさそうだし。

……借金してない限りね。


『ただ単に生活費って存在を忘れてるか、社会勉強も含めて将来のために自分で稼ぎなさいって言ってるのか…』

「むしろお前の存在を忘れてたりしてな」

『Σな!それはないもん、たぶん!』


いや、あの2人ならありえるかも…

ていうか!ホントこの人たちはいつまで居るつもりかね?

冒頭の質問は華麗に流されたけど。





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