キミの隣
□2話
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「そー言えば前オイラここでジュース零したんだったよな〜うん」
『そー言えば前私ここでジュース零されたんだったよな〜うん』
デイダラの言葉を真似しながらしみじみと思い出す。
いちごオレ転落事件
「いや〜ホント悪かった!うん!」
なんの悪びれも無さそうに笑いながら謝ってくる。
まぁ、謝ってほしくて言ったわけじゃないからいいけどね。
「お前もう少しくしゃみ抑えろよなぁ」
流石に髪の毛ベタベタは嫌だったけど、少し感謝してたりもする。
それにしても…
飛段はあの時何て言おうとしてたんだろ…?
実は結構気になってる。
座談会も一段落着いたところでちょうど何度めかのチャイムが鳴った。
そう言えば…今日話し合いがあったような…
『あぁ!!!』
「「!!?」」
携帯の内蔵時計を見てみると6時限目が始まるちょこっと前で、6時限目には来月行われる行事の学祭の話し合いの時間。
話し合いに参加しなかった人はほぼ雑用に回されるのだ。
『教室戻ろう!!』
「何でいきなり?」
ダッシュで教室に向かう途中、雑用に回されると説明をしたら猛ダッシュで教室に駆け込んだ。
ちょうど始まりのチャイムの1音目。
「3人仲良くギリギリで登場だな…」
「ゲ、角都…」
勿論、クラス中の視線は私たちにピンポイントで向けられていた。
まぁ、雑用は免れたからいいとしよう…
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