孤独の果て
□二章
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ペインはあまりアジトにはいない。
自分の里、雨隠れに居るから黒麗は瞬身でペインの前に姿を現した。
『…話は?』
「黒麗、俺はリーダーとして最低限暁の情報はすべて把握しておく必要がある。そしてお前の情報も集めているのだが、殆どと言っていいほど情報がない。それで自分について言えるだけの情報を教えてほしい」
他のメンバーの任務に黒麗を同行させて情報を知る予定だったペインだが、あまりにもない黒麗の情報に少し困っていた。
黒麗は仕方なくペインの言うとおり、とりあえず今言えるだけのことを話した。
自分の出身の里は知られずの里。別名、滅びの里だということ。
赤堂一族は自分を合わせてまだ7人の生き残りがいるということ。
属性を多数持っているので血継限界を扱えること。
『話せることはこれくらいだ』
「そうか、また話せるようになったら話してくれ」
『きっと……そのうち分かる…』
私が言わなくても。
黒麗はそう言ってフッと瞬身でアジトへと戻った。
「……そのうち…。やはりもう一つのチャクラについてはまだ話してはもらえない、か」
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