大谷夢
□夢々
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とても、悲しい夢を見た。
誰かが誰かのために泣いていた。
その子は…に笑いかけると
短刀を自分の首に――――
と言う所で目が覚めた。
あの子は自分だったのだろうか。
「…」
いや、その前にこの現状を
誰か説明してくれ。
確か部屋でビーズで小物やらストラップやら作っていたはずなんだが……。
急に眠気がして……。
寝て覚めたら森にいるなんて;;
(なんで、どうしてこうなった!?)
左手にはいつも使っている愛用のビーズたち、ちゃんとテグスも入っていた。
(とりあえず…ここからでなければ)