全校 short
□短冊と君の笑顔
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遠「なぁ、コシマエ〜」
越「…なに…」
遠「今日七夕やん?」
越「だから?」
そう返すと、遠山が細長い紙を出す。
遠「じゃーん!!短冊や!!これに、願い事一緒に書かへん!?」
越「めんどくさい。」
ばっさりと切り捨てると遠山が
遠「ええやん〜!!一緒に書こうや〜!!」
言いながら肩を揺すってくる。
――本、読めないんだけど…。
遠「なぁ、書こうy…」
越「もう、一緒に書くから揺するの止めてくれない?」
俺がそう言うと目を光らせて屈託の無い笑顔を向けてくる。
遠「ほい、コシマエの分や!!」
越「ん。」
手渡された紙とペンをもち、書き込む。
遠「なぁなぁ、コシマエはなんて書いたん?」
越「遠山が俺の名前を覚えてくれますように。」
遠「え?覚えてるで?コシマエやろ?」
その答えに軽く息を吐き、目を閉じた。
越「遠山は?」
遠「ワイか?ワイわな〜たこ焼一年分や!!」
――……らしいな…
遠山の願い事は叶うのだろうか…
多分、俺の願いはもう叶ったと思う。
『遠山の笑顔をずっと傍でみていられますように。』
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七夕♪
こっちは天の川が見れない♪
悲しいな(´;ω;`)
見たかったな…
年に一度なのに…
はぁ…