想像ストーリー☆
□異常事態発生(芹×ニョタ伊)
1ページ/7ページ
〜♪♪♪〜
僕の電話が捜一に鳴り響く。
「マナーにしとけよ」
「すいません」
三浦さんに謝って通話ボタンを押した。
通話口を耳に当てながら部屋から出る。
すると電話の向こうですすり泣く声が聞こえた。
『せりっ……ざ…わ…』
「どうしたんですか」
その声からただならぬことが起きていることを察した。
『うぅ…ひっく……』
「言ってくれなくちゃ分からないですよ、伊丹先輩」
『……おれ…どうっ…かして…るっ…ぅ』
震える声を抑えながら僕に伝える。
『おれ…』
僕はその次の言葉に驚いて携帯を落としてしまった。
慌てて拾い上げ、もしもしと応答を求める。
『せり……こ…わい……、どうし……よぉ』
「待ってて下さい! 今行きますから!」
三浦さんに早退すると伝え、荷物をまとめて伊丹先輩のマンションへ向かった。