想像ストーリー☆

□無自覚の恐ろしさ(角×右)
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今日は晴天。

日光が青空で燦々と輝く爽やかな日。

僕は相変わらず暇を持て余しています。

指を振っての音楽鑑賞。

過去の事件の振り返り。

どれをしても、暇というのは付いてまわります。

それでも同じことを繰り返して暇という存在を消すのです。

そんなことを考えながら、椅子に座って音楽を聴いていると、机の上に大人しくしていた携帯が鳴り出しました。

ディスプレイを覗くと彼の名前が映っていたので、携帯を開き通話ボタンを押し、音楽を止めます。

携帯を耳に当てると彼との会話が始まりました。

『もしもーし』

「聞こえていますよ、亀山君」

『あっ、はい。……とりあえずおはようございます』

「おはようございます。どうしたんですか? 電話だなんて……」

『いやぁ、今日俺非番じゃあないですか。それでどうも暇なんですよ』

「それは僕も一緒です……」

『そうなんですか』

「亀山君、君は暇だと言うことを報告するために電話をかけたのですか?」

『いやぁ、そうなんですけど、そうじゃないんですよ。その暇という言葉には裏があるんです』

「裏……、というと?」

『右京さんレーダーにビビッと反応するようなことがあったら呼んで下さいよ、暇ですからって意味です』

「僕のレーダーですか」

非番だけど何処でも行くんで、そういうと互いに別れの言葉を交わし携帯を閉じた。

僕のレーダーとは……、一体。

そう考えながら携帯を机の上に置き、紅茶を入れようと席を立ち、ティーポットを用意し、お気に入りの茶葉を入れます。

その中にお湯を注ぎ込み、今日使うティーカップを決めて、席に戻ると、とある訪問者が部屋の入り口で声を上げました。

「よっ! 暇か?」
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