Trip梯

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アカデミーにいて思ったことその一、皆元気だ。若い。その二、女の子が皆可愛い。あ、別に変態じゃないです。その三、案外サボる人が多い。今もシカマル・チョウジ・キバ・ナルト君がいない。その四、アカデミーの勉強は意外と簡単だ。以上。
と、いうわけで、今私は授業をサボって近くの原っぱで横になってます。でもちゃんと授業は受けてるよ?影分身が、だけど。あ、でも今はナルト君が顔岩に落書きしてて授業は中断中。


「あー…気持ちいい……。寝よっかな…」


温かな日差し、ほのかな風。もうこれは寝るしかない。ということで、姿を変えよう。このままだとバレたとき怒られるし。何になろうかな。ってか何になれるんだろう。ポケモンっていけるのかな?無理かな。一回試してみよう。


印を結び、煙りが体を包む。近くにあった鏡で姿を確認すると、そこにはイーブイの姿が。何でもありだな。あ、技は使えないんだ。ちぇ。と思いながら寝転んで丸くなり、目を閉じた。

その数分後、その場所に一人の少年の姿があった。


「……何だコイツ」


奈良シカマル。彼もまたサボりのようだ。
見たことのない生物に興味津々の彼は、それの隣に座って撫でてみた。柔らかくフサフサの毛並みが気に入ったのか、それの隣に寝転び、再び撫でた。時折揺れる耳としっぽに愛しさを感じつつ、そっと抱き寄せ、目を閉じた。



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