風詠み

□嵐の予感
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その後はディーノが少年を助けようとしてスクアーロと交戦するかと思われた。が、スクアーロはバジルの持っていたボンゴレリングを奪って去って行った。

今は病院へ行く途中の道。

「久しぶりだね、リボーン」

懐かしい顔に嬉しくなり思わず声をかける。

「ああ、久しぶりだな
シオン元気だったか?」

その会話を聞いていた少年が話しかけてくる。

「あの、二人は知り合いなの?
あっいや年上だから知り合いなんですかの方が正しいのかな?
えっあっあれ?」

なぜか混乱している。まあ、仕方ないか殺されかけた訳だし。
アタシはそれがおかしくクスリと笑ってしまった。
それを見てまた彼が混乱していく。

「はじめまして、沢田綱吉クン
ちなみに同い年だよ」

「何で オレの名前…」

「まあ、そんなことは置いといて」

また混乱してる。
年上だって勘違いしてたし、なんか面白いかも。

「アタシはシオン。
シオン・トレット。
よろしく」

そう言って手を差し出す。
彼は戸惑いながらも手を握り返してくれた。
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