空色の姫

□管窺蠡測
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「忍たる者─
基本は、気配を消し隠れるべし」

私達は当然最初は様子を見るために隠れた。
でも

「いざ 尋常に勝〜負!!」

ナルトは違った。
堂々と先生に向かって行った。
先生はゴソゴソとカバンを漁りながら

「忍戦術の心得その1 体術!!
…を教えてやる」

カバンから出した手には本があった。
どうやら先生は本を読みながらやるようだ。
舐められてると分かったナルトは先生に蹴りを入れた。
でもそれは簡単によけられてしまった。
すると、先生は虎の印を結んだ。
意味が分かったサクラが声をかけるが間に合わない。
先生はその手をナルトの尻に指した。
ナルトはその勢いで川の方向へ飛んでいった。
それで終わったと思っていたが、川から手裏剣が投げられた。
先生はそれをやっぱり簡単に止めてしまった。
ナルトは完全に遊ばれてる。
先生とナルトが何か言い争いをしている。
まあ、ナルトが一方的に言って、先生はそれをあしらっているという感じだ。
ナルトが分身の術、いや違う全部実体だ。
なんの術だろう?
その分身の一人が先生の後ろを取った。
そして先生を殴った。
でも、それは先生ではなくナルトの分身だった。
ナルトはそれを先生が変化の術で化けた物だと勘違い。
その後は分身同士で殴り合いが始まり、最終的には本物のナルトが一人ぽつんと残っていた。
おそらく先生は変わり身の術を使ったのだろう。
しばらくつっ立っていたナルトは何かを見つけたらしくそれに駆け寄った。
スズだ。
ナルトがスズを拾おうとして屈んだ時、縄がナルトの足を捕まえた。

「何バレバレの罠に引っかかってるの…」

すると隠れていた先生が出てきた。
ナルトと話をしている。
突然手裏剣が先生の体に刺さった。
多分サスケがやったのだろう。
でも先生はまた変わり身だった。
サスケは手裏剣を投げたことで居場所がバレたので移動した様だ。

そろそろ私も移動しよう。
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