空色の姫

□意気揚々
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「目標との距離は?」

カカシ先生の声が無線から聞こえる。

「5メートル!いつでもいけるってばよ!」

「オレもいいぜ」

「私も」

「オッケー」

「よし!
やれ」

先生の合図で私達は同時にターゲットに襲いかかった。
ニャーと猫がナルトに捕まった。
捕まった猫はナルトを引っ掻いて逃げ出そうとしている。

「貸して、ナルト」

私はナルトから猫を渡してもらい、そのまま抱いた。
猫は安心したのかおとなしくなった。

「すごいわねソラ」

「なんでソラの時はおとなしいんだよ!」

「昔から動物には懐かれるの」

そのまま猫を撫でながら待機所へ向かった。
途中、自分に懐かないのが気に食わないナルトが猫にちょっかいを出しては引っかかれていた。

飼い主に猫を渡すとナルトに捕まった時以上に逃げようとしていた。
少し猫がかわいそうに思った。
ナルトはざまぁみろというように嬉しそうだった。


「…さて!
カカシ隊第7班の次の任務はと…
ん──……
老中様のぼっちゃんの子守りに、隣町までのおつかい、イモほりの手伝いか…」

その任務内容にナルトが抗議する。

「ダメーッ!!
そんなのノーサンキュー!!
オレってばもっとこうスゲェー任務がやりてーの!
他のにしてェ!!!」

ダメだよ、ワガママ言っちゃあ。
イルカ先生が怒るがナルトは聞かない。
ついには火影様もナルトの説得する。
私達は下忍で難しい任務はもっと上の人がする。それが決まり。

「あーーあ!
そうやってじいちゃんはいつも説教ばっかりだ
けど、オレってばもう…!
いつまでもじいちゃんが思ってるような
イタズラこぞうじゃねェんだぞ!」

ナルトがそう言うと火影様はCランクの任務をくれた。
ある人物の護衛だそうだ。

「入って来てもらえますかな…」

火影様が言うとお酒を飲んでいるおじいさんが入ってきた。

「なんだァ?
超ガキばっかじゃねーかよ!」

「…とくに
そこの一番ちっこい超アホ面
お前それ本当に忍者かぁ!?お前ェ!」

「アハハ…
ソラ言われてっぞ」

「違うよ私サクラと身長同じだもん
それにアホ面じゃないし」

高い方からサスケ、サクラと私、ナルトという順だ。
キョロキョロと周りを見回して自分だと気付くと

「ぶっ殺す!!!」

依頼主の人に飛びかかろうとするが先生に止められた。
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