空色の姫

□意気揚々
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木の葉の里の「あん」と大きく書かれた文字よりももっと大きな門。

「出発ーーっ!!」

ナルトの大きな声が響く。

「何はしゃいじゃってんの アンタ」

いつもより異様にテンションの高いナルトにサクラが呆れる。

「だって オレってば一度も里の外に出たことねェーからよ」

さっきからずっとソワソワとせわしない。

でもそんなナルトの気持ちがすごくよく分かる。
だって

「ソラ? どうしたの?
…まさか」

「うん!私も里の外へはほとんど出たことなくって」

だから楽しみで!と私は今の気持ちを語る。
隣でサクラの呆れた「アンタもかい…」という声と少し離れた所にいるサスケの溜め息が聞こえた様な気がした。

さっきからナルトとタズナさんの仲が険悪だ。
また言い争いをしている。

「ぶっ殺ーーす!!」

ナルトが叫ぶがタズナさんは無視だ。
だから、護衛する人を殺してどうするの。


ーーー

意気揚々→誇らしげで、威勢がいい様子。

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