空色の姫
□金波銀波
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青い空に白い雲、青空の下私達は波の国へと歩いていく。
するとサクラが思いついたようにタズナさんに訊ねた。
「タズナさんの国って“波の国“でしょ」
唐突にそんなことを聞いてくるサクラ。
タズナさんはそれがどうした、と。
次にサクラはカカシ先生へと視線を向けて
「ねぇ…カカシ先生…
その国にも忍者っているの?」
「いや 波の国に忍者はいない。
…が 大抵の他の国には文化や風習こそ違うが隠れ里が存在し忍者がいる」
その後はカカシ先生の長い長いありがたい、聞いておけばタメになるお話があった。
私は所々分かる所もあったが殆どは聞き流していた。
サクラとサスケは賢いので理解していたが、ナルトは最初から聞く気が無かったみたい。
「…その火影・水影・雷影・風影・土影のいわゆる『五影』は全世界、各国何万の忍者の頂点に君臨する忍者達だ」
へー、…でもおじいちゃんみたいだしそれって本当なの?
私達四人は自分が知っている火影様とイメージが違い少し疑ってしまった。
「…お前ら 今火影様疑ったろ」
ギクリと肩が跳ねる。
だってイメージと違うんだもん。
火影様の戦っている姿。
…見たこと無いから分かんないや。
「ま…安心しろ
Cランクの任務で忍者対決なんてしやしないよ」
そんな話をしながら私達は和やかに歩いていく。
ふと、空を見上げると雲がゆっくりと流れていた。