p o e m
□流々
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ごめんね、
ごめんね、
って思うたびに、
この目から
この腕から
涙がこぼれるの。
痛いのはココじゃない。
身体の中心、思考の中枢、感情の生産工場。
どんなに叫んでも、
僕の周りにはガラス一枚。
誰にも聞こえない、届かない。
孤独な闘い。
負け戦なんて分かってる。
だから僕は抗わず、
白旗を上げているけれど
誰も見えない、届かない。
先生、僕は不良品ですか?
もう一度やり直した方がいいですか?
お腹の中は溶け切らない薬でいっぱいです。
この声が、君にも先生にも届かないから、
僕は今日も涙を流す。
痛みと涙のコラボレーション。
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