My Dear My Twin Brother!

You are dear to me.(私にとって大切な人)
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「愛美っ」


「なあにブン…きゃあ!?」




いつものように朝練に行くため、ブン太がエナメルバッグを持ち玄関の扉を開けようとした時、不意に私の名前を読ぶ。どうしたのかと思ってブン太を見た瞬間、可愛くラッピングされた袋が私の手に飛び込んできた。




「昨日焼いた。爽太と洸太の分は取ってあるから、お前にやる」


「わあ…!ありがとう!」


「じゃ、行って来ます」




ブン太はお菓子を食べるなも大好きだけど、作るのも大好きだ。私たちの弟である爽太と洸太によく作っている。ブン太の作るお菓子は可愛くて美味しくて、私の大好きなものの一つ。可愛くラッピングされた袋を見る。…私のために、やってくれたんだよね。


ブン太の行動に嬉しくなって笑う。


今日の調理実習のマドレーヌは、ブン太にあげよう。

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