銀魂

□マタアイマショウ
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「土方、さ…ん」
「喋るな」

私は今、路地裏に居る
時間は深夜の…何時ぐらいだろうか

私は辻斬りにあった

屯所の女中である私は、ゴミを捨て忘れてしまい、彼氏の土方さんにそれを言った後、捨てにいったのだ


私の帰りが遅いと心配した土方さんは、私を探しに来た
そこで路地裏に倒れた私を見つけた


「土方、さん」
「…」
「土…方さ、ん」
「喋るな」


血が止まらない
私もここまでか。そう思った
土方さんは何を言っても
喋るな
と言う
最後の言葉くらい言わせてほしい

「土方…さんひじか、」
「黙れって言ってるだろ」

私の上半身だけを起こしてる土方さんは涙声だ

「ありがとう、ございます」
「うるせェよ」

「…最後みたいに、言うな」
「ごめ…、なさい」

土方さんは涙を堪えてるのか眉間にしわがよっている

「…、」

重いうでを無理矢理あげて土方さんの眉間に触れる

「また、眉間に…しわよっ、てま、…すよ」
「…」




そういってる合間にも、私の背中からはドクドクと血が流れてる
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