夢の中。

□8話!!
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「彼が熊谷喜多だ」

彼にあったのは赤司っちから紹介された時だった。

「よろしくっす!熊谷くん!」

「あー…うん。よろしく…」

第一印象。最悪。
お前、愛想笑いくらいやれよというくらいのしかめっ面。緑間っちも負けないくらいの。

「喜多。これから、彼の指導係だ」

「っうぇーーー…嫌だよ、こんなきゃぴきゃぴした金髪なんてー!目立つ!めんどい!!」

「ファンタおごってあげる」

「はーい。やります。やらせていただきます。」

軽いな。ねばれよ。

「まぁー…よろしくお願いします。」

「あ、良かった。礼儀はしっかりしてんだ」

「っ!あんた、本当失礼なやつっすね…」

「よく言われる」

「だろうね。すげーイラつくっす」

「お前もバカ丸出しだな。犬みてぇ」

「っ…てめぇ…」

黄瀬は持っていたボールを喜多に投げつける。



「あぶねぇよ。当たったら、痛いじゃん。喧嘩するなら、バスケで決着
つけようよ。君の強さもみたいし」

「望むところっす。こんなチビに負けるなんて恥っすからね」

「!!」

ざわ…ざわ…

「いいじゃねぇか。1on1な。5点先に入れた方の勝ち。コート全面な…征ちゃんコート借りる。」

「いいだろう。10秒だ」

「いいぜ」

「舐められたもんすね…」




ピーーーーー



パシュ





「は…?」


「あれじゃまるで…」






「緑間っちじゃないですか」






「ほら。おめぇのボールだ。俺に勝つんだろ。」

「当たり前っす」



キュッキュッダンダン


(この速さ…尋常じゃないっすね…)


キュッ


「あ、やばっ!」

「バカか。」



「そんなわかりやすいの避けれるっての!」


(は)


彼はこちらを振り返ったままゴールにいれた。


(あんなの有りっすか…)
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