ボク時々、勇者
□koma'n
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ーがたがた・・・
近づく音が・・・だんだん大きくなる・・・。
「おぅえ!?」
目を開いて驚いた、自分のすぐそこまで牛車のようなものが近づいていたのだ。
僕は、それをかろうじのところで交わした。と、いうより転ぶように草の中に飛び込んだ。
しばらく、なにやってんだろー・・・と軽く絶望していると牛車が止まり男が降りてきた。
「・・・ん?お前、大丈夫か!?すまねーな!!」
僕は珍しい服だなー・・・、流行ってるのかな・・・。とか、そんなのんきなことを考えているとかくっと首をかしげられた。
「あ、すみません・・・。大丈夫です!
あのー・・・ここはどこですか??」
はぁ!?とこんどは激しく驚かれた。
「ここは北の街から東の街へ向かう一本道だよ!だいたい・・・、お前どこの街の人間だ?」