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□食人推進主義
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「あーお腹空いた」
「さっきもお菓子食べたでしょう?」
「さっきはさっき!今は今だよ」
「もう少し我慢なさい。もうすぐ終業時間ですから」
「うー」
「クダリ?」
「ねぇノボリ。ボクに食べられてよ」
「嫌ですよ」
「いいじゃない。兄弟なんだし」
「よくありません。それに美味しくないですよ」
「美味しいにきまってる。だってノボリだもん」
「どこからそんな根拠が生まれるんですか。大体、今月もお菓子代だけで家計を圧迫しかねない金額を使っているんですよ」
「うーん。ならなおさらたべられてよ」
「なぜです」
「たとえば、腕一本分のお肉だけを食べたとします」
「はい」
「ノボリは普段と変わらない生活をすれば、いつの間にかに腕には脂肪分とか肉が再生します」
「...」
「再生するまでの間は違う部分のお肉を食べます。これで無限ループできる!」
「いえいえおかしいでしょう」
「大丈夫だって。ほら!献血とか脂肪吸引みたいなもんだと思って!死なない範囲ならちゃんと新しい細胞が生産されるから」
「来ないでくださいまし!クダッ」


脂肪吸引しても生活習慣が変わらなきゃまた太るよねって話





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