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□夢は大きい方がやりがいがあっていいよね
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「はっ!」
「どうしたの?」
「預金残高の桁が増えました!」
「あー。ノボリそういうの好きだよね」
「別に節約しているわけではないのですが、こう積みあがっていくを見ると嬉しくて」
「まあ確かにそうなんだけどさ」
「この数年間でこれくらいの貯蓄が出来たとすれば、案外あっという間に...」
「まだ貯める気でいるの?」
「ええ、私が退職する頃にやってみたいことがございましてね」
「そんなにお金がかかる事なんだ」
「ギアステーションの株式を50%以上保有してみたいと思いまして」
「なんでそんな事!?」
「すべての議決権があれば、好きな型の車両を走らせることも可能ですし、ギアステーション内部に鉄道博物館を作る事も決定できます。ダイヤの改正も可能でしょうし、社員の冷遇も解消できるかもしれません。地下ですので蒸気機関車は走らせられませんが、もっとレールを伸ばして寝台列車などいかがでしょうか」
「こんなにノボリが饒舌なのは久しぶり!ボクも新幹線走らせたい!」
「そうと決まりましたらクダリ、私の夢のためにもご協力くださいまし!」
「うん!夢の地下鉄新幹線のために!」
「ええ!地下鉄寝台列車のためにこの事務仕事を終わらせましょう」
「ほんとに職員は冷遇されてるね」






家に仕事を持って帰ると家族に「訴えよう?」って諭される(笑)




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