桐皇
□戻ってきた日常
2ページ/5ページ
その後、私は学校にも行けなくなった。携帯も電源を落としたまま過ごしていた。
毎日さつきとテツくんがお見舞いに来てくれていた。
受験が近づいて進路を決めないといけなくなった時期も、
テツくんに誠凛に一緒に行かないかと提案されて、私は誠凛に入学した。
誠凛に入ってからまたもテツくんが誘いに来てくれてバスケ部のマネージャーを始めた。
大我や先輩たちと出会って、またバスケに関わりたいと心から感じた。
でもあの頃使っていた携帯はまだ電源を入れれずにいた。