始まりは突然に

□始まりは突然に
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ある日。


「あっカントクお帰りなさい」


「紬ちゃん!あとでいいお知らせするね〜」


練習試合の申し込みに行っていたカントクが、スキップをしながら私の返事を聞かずにどっか行ってしまった。


体育館に戻り・・・


「渡瀬。カントクどうした?練習試合の申し込み行くとか言ってたけど」


「あっカントクならいいお知らせがあるって、スキップしながらどっか行きましたよ」


キャプテンは嫌そうな顔をしながらみんなに覚悟しておけと助言していた。


カントクがスキップしてるときは、相手が相当やばい時なのであると後で聞かされた。


そうこう話していると、カントクがスキップして体育館に来た。


「【キセキの世代】いるトコと試合・・・組んじゃったっ・・・」


と残し着替えに行った。


みんな顔がやばかったのは気にしないとく。


その後練習をして集合となった。


「海常高校と練習試合!?」


「っそ!」


カントクは握り拳を作ってよしって顔をしている。


そして・・・


「海常は今年【キセキの世代】の一人「黄瀬涼太」・・・を獲得したトコよって紬ちゃん知ってたの?」


「えっ・・・。あっまぁ。」


私が黄瀬涼太の名前をかぶせたことにより不思議そうな顔をした。


そうこう話しているとギャラリーがすごい増えていた。


「何!?なんでこんなギャラリーできてんの!?」


カントクが驚いていると


「あーもー・・・こんなつもりじゃなかったんだけど・・・」


みんなが声をした方を見て驚いている。


「お久しぶりです」


(・・・黄瀬涼太。)


黄瀬涼太はギャラリーに5分待つように言ってステージから降りる。


テツくんの方によって会話をしている間、


(梓・・・。)


私は一人の女の子の事を考えていた。


私がひとりで考えている間に、大我がケンカを売っていた。


黄瀬涼太もあることを思い出し勝負することになった。


「マズいかもしれません」


「え?」


テツくんの言葉にカントクは首をかしげる。


「彼は見たプレイを一瞬で自分のものにする」


私が続けて言うと、カントクは黄瀬涼太の方を見て驚いている。


(しかも模範なんてレベルじゃなく完全に自分のものにする。)


みんながすごいと驚いているなかテツくんが


「あんな人知りません」


(テツくん自信驚いている。この数か月でかなり成長している。)


結局、勝負は黄瀬涼太の勝ちで


テツくんを海常に勧誘して断られていた。


そして、大我と二人でキセキの世代を倒すという宣言を聞いてその日はおとなしく帰っていった。


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