「俺の子を孕むか、俺の血肉となるか、選べよ」
□悪魔の囁き〔3〕
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「ちょっ…」
男性経験のない私でも、これから何が起こるかなんとなく予想がついた。
案の定、リイルさんは履いている黒いパンツのベルトを外し始めた。
「リイルさんっ無理無理無理!!」
私は両手をバタバタさせて抵抗したけど、彼はハハハと笑いながら外したベルトを床に投げて、ジッパーを下ろす。
「いやあああ」
手で目を覆うことが出来ないので、目をギュッと瞑った。
生臭い匂いがして、思わず眉間にシワを寄せる。
先ほど、全裸のリイルさんを見たし、彼の…アソコも見てしまったけど。
こんな間近でなんて見れないよ!!
「ほらアイコ目ぇ開けろ」
「いやっ…」
「開けないと無理矢理開けさせるけど…」
「!?」
“無理矢理”という単語にビビって、慌てて目を開けてしまった。
目の前に現れた赤黒い太い棒の迫力に、思わずジッと見てしまった。
「アララ、アソコちゃんもう虜になっちゃった?」
「なっ…」
「ほら、よく見ろよ」
「や、やめて」
頬にソレをピトリとあてられて、全身に鳥肌が立った。