「俺の子を孕むか、俺の血肉となるか、選べよ」
□悪魔の囁き〔14〕
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「おー、アイコやるじゃねえか。数日前、急に出来るようになってから、順調じゃん。どうしたんだよ」
「そ、そうですか?」
家の外で浮遊術を実践中。
そう。
私は初めて自慰をした、次の朝から急に魔術が簡単に使えるようになった。
体の中心から、こう…、なにか力の様なものが沸き上がるのが、感じられるようになったの。
「とりあえず今日はここまでにしとくか。いよいよ明後日だな。とりあえずこのぐらい出来とけば、なんとかなる」
「はい…」
「夕御飯にしようぜ」
リイルさんは最近笑顔で、すこぶる機嫌がいい。
そんな彼を見ると、私も自然と笑顔になる。
でも……。
「んっ…」
夜、リイルさんにおやすみなさいをして。
ベッドに入って、頭から布団を被って。
ワンピースタイプの寝間着の裾から、ゆっくり手を滑り込ます。
下着の上からクリを探し、ゆっくりと動かす。
俯せになって顔を枕に軽く押し付けて、声を押し殺す。
気持ちいい……。
ダメって思っているのに、止められない。