展示室
□後ろには気をつけて?
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「そろそろ帰ろっか?」
「そうだねー」
『あ、待って!教室に忘れ物したかも!?』
「えー;もういつも出る前に確認してって言ってるじゃんー」
『ごめん;じゃあ取りに行ってくる!!すぐ戻ってくるから待っててよ??』
「はいよー」
「きをつけてねー」
二人に見送られながら私は急いで階段を上がり教室に向かった・・・
ガラガラ・・・
『えーっと、机つくえ・・・あ、あったあった!
課題忘れるなんてバカなのか私は。さて降りr・・あれ?』
机から視線を上げるとそこには同じクラスの須川さんがいた。
『あれ?須川さんまだ残ってたんだ・・・』
そう話しかけると彼女は私が入ってくることに気づいてなかったのか不思議そうな顔をしてた。
『?どうかした??』
「いえ、なんでもない、です。ただ鈴原さんがいたのにびっくりして・・・」
『あぁ、ちょっと明日の提出の課題忘れちゃってさ・・;
それで取りに来たの。』
「そうなんですか。」
『うん。じゃあまた明日ね!!』
「(ボソッ・・)あし、た・・・」
なにか言いかけてたが急いで奈々たちのもとにもどった...