Lunatic

□第四話
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長く、真っ直ぐな道の先には真っ白な神殿が見える。
その神殿は城と言っても差し支えなさそうな外形だった。

神殿を目指してルナはひたすら歩いたが、神殿はいつまで歩いても大きくならない。
その内焦りを感じて、遂に走った。

走るのに疲れ、神殿に目を向けると依然大きさは変わらないままだった。

「もーー!!何なんだよ!いつになったら着くんだよ!」

振り返ってみると扉はゴマ粒ほどの大きさだった。
確かに進んでいることにほっとしたルナは、諦めずに進んでいればいつか着くだろうと黙々と歩いた。

そして、気付いたら神殿が目の前にあった。

「…は?」

訳も分からず神殿の扉を開け、床や壁に書かれている道標に沿って行くと祭壇に辿り着いた。
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