Lunatic

□第六話
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食事を終えたところで、それを見ていたアストは席を立った。書庫に行くのだという。

「今日の夜に試練開始するぞ。ルナ、それまでこの街を見て回ったらどうだ?レインも一応前にここに住んでたし、案内役にでも連れて行けばいいさ」
「おぉ?ここは街の中なのか!」

そう言ってルナは椅子を蹴飛ばして玄関の方へ駆けていった。

「ほら、レインも行って来い。夕方になる頃には戻れよー」
「はいは〜い。あ、そうだ。たくさんエネルギーを貯蓄できるマターに心当たり無い〜?」
「あぁ?何だったっけな。夕方までに調べておくさ」
「ありがと〜。うわルナちゃんちょっと待ってよ〜」

ブレイズに頼まれていたことをアストに伝えられたレインは急いでルナの後を追った。
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