Lunatic
□第五話
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「さて、次の試練の場所に行こうか〜」
「待て待て。レインは寝なくても大丈夫なのか知らないけどな、オイラは凄ぇ眠いんだよ。疲れてるし」
「おっとこりゃ失敬。実はルナちゃんがセレーネのところから帰ってくるまでに二日かかってたんだよ〜。知らないのも無理ないけどね〜」
「…だからか」
寝袋はあるのかと心配になったところで、レインがリュックサックから毛布を取り出して手渡してきた。
「まさか、毛布一枚で一晩過ごせってのかよ！？」
「ルナちゃんが寝てる間に次の試練の場所まで運んでおいてあげるから心配しないで〜♪」
「こんなんで寝れる訳ねぇだろ！」
「寝れる寝れる〜」
そう言って手のひらで目隠しすると、ルナは意識が遠のいて寝ることが出来た。
「いや〜、こんなに疲れてたんだね〜」
目を閉じさせようとしただけだった。