REBORN!

□caro
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「なぁ、ところで何処に行くんだ?」

「まずはカラオケなどはいかがでしょう?」

「カラオケ? 骸ってカラオケ行くのか?」

「ええ、ちなみに僕は上手いですよ」

自信満々に骸は言った。


「お前はそんな感じするな…ところで何歌うの?」

「洋楽が多いですかね 綱吉くんは?」

「オレは、歌謡曲」

「歌謡曲ですか‥なかなか渋いですね でも、そんな綱吉くんは可愛らしいと思いますよ?」

「かわっ‥あのなぁ、いい加減、可愛いとかオレに言うなよ!!」

?「なぜですか?」

「何でって恥ずかしいだろ」

「それは無理です」

きっぱり骸は言って、続けた。


「綱吉くんは本当に可愛らしいと思いますし、僕は綱吉くんに惚れていますからね」

クフフッと笑いながら骸は言う。


「だからっ!! そういうことを軽々しく言うなよ」

ツナはカァッと顔を赤くした。


「軽々しく言ってませんよ? 僕は綱吉くんに対して全て本気です」

「本気って‥」

「あなたの全てを愛しています」

!「‥」

いつもと違う雰囲気で骸に言われ、思わず固まってしまうツナ。


?「(珍しいですね‥いつもは呆れるか、怒るのに…)…綱吉くん」

骸はツナに近づいて、頬を触れる。


「あ…」

ツナは固まったままだったが、思わず目をギュッとつぶった。

「…」

骸はツナが何も言わないでジッとしているので、唇にキスをしようとかがむ。

しかし、あと数pというところで止め、おでこに軽くキスをした。


「っ…」

「さ、行きましょう 綱吉くんの歌声を聞きたいですから」

骸は何事もないようにツナの横を通り抜けて、前で待つ。


「あ…うん」

ツナは自分がなぜ何も言わなかったのか気になりながらも、骸の後を追う。





〜お店〜


ツナ達は2時間ぐらいカラオケで過ごし、お腹が空いたのでお昼を食べようとお店に出てきていた。



「なんかイメージ通り以上だったな 本当に歌、上手いんだな」

「クフフ 惚れ直しましたか?」

「勝手に言ってろ!」

ツナは呆れつつ言った。


「そういえば、綱吉くん、デザートはいかがですか?」

メニューを持って骸が言う。


「オレはいいよ…骸は食べるの?」

「ええ、ここのチョコレートケーキ美味しいんですよ」

「ああ、チョコレート大好きだもんな」

「クフフ 綱吉くんに覚えてもらっていて嬉しいですよ」

骸はニコッと笑って店員さんを呼んで、チョコレートケーキと緑茶を頼む。


「あのさ、チョコレートに緑茶?」

「僕のではありませんよ 綱吉くんのです」

「そう、あ、ありがと」

「いいえ」

骸はツナに優しく笑うのだった。




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