家庭教師ヒットマンREBORN

□特別な日
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ああ、とっても嬉しい
みんなウチのために誕生日プレゼント一生懸命探して、買ってきてくれたんだ
あの個性的なヴァリアーからなんて。
ウチ、幸せもんじゃん!







「おい、ユウ」


鋭い紅い瞳と目があう
XANXUSが眉間にしわを寄せながら呼んだのだ

『え、もしかして、兄貴…』

「おらよ」


XANXUSが机の下から大きい箱を出した
あまりの大きさに戦闘中だった3人も動きを止めその箱に目を見張った


『え、…これウチに?』

「テメェ以外に、誰にあげんだ」


あまりの大きさに驚きを隠せないユウ
え?もしかして、開けた瞬間
びっくり箱ならぬ、びっくり銃弾的な?
開けた瞬間、飛び道具が出てくる的な?
それか、そーゆう武器が入ってるのかな?
この大きさだと、ライフルが妥当かな?
でも兄貴のことだからそーゆう線だよね


緊張しながら開けるとそこにあったのは








『え









ハリー○ッターァァァァァァァァア?!!!!


「「「「(ハリー○ッター?!!!)」」」」


そうその中身は飛び道具やライフルではなく
ハリー○ッター全巻DVDと全巻の本、そしてハリー○ッターでお馴染みの魔法の杖コレクションがあった







『ぇえええええ!!?兄貴、やばいい!!!ウチめっちゃハリー○ッター好きぃいいいいいい!!』


「ハッ、んなもん知ってる」


「「「「(さ、さすが兄妹)」」」」







これまでとはテンションの違うユウ
やはり、とても好きだったのだろう
その場でぴょんぴょん飛び跳ねている
さすが兄妹。わかっている
だが、あのXANXUSがこんなものを買うなんてびっくりだ
あのXANXUSが



『兄貴!後で部屋でDVD見よう!』

「……フンッ」

鼻を鳴らしグラスに入ってる酒を飲む
肯定ととっていいだろう


ユウは嬉しそうに
もらったプレゼントを抱きしめる
ウチは本当に幸せ者だ
みんなヴァリアーのことを非常な奴らなんていうけど、そんなの表面だけだ
こんなにも楽しく、こんなにも明るく
こんなにも暖かいファミリーなんだ


ウチはこんなファミリーが大好きで大好きでたまらない


冷酷と恐れられている兄貴
剣帝と崇められてるスク
天才と謳われるベル
母と言われているルッス
蛙と可愛がられてるフラン
変態と嫌われている変態雷親父




そして、馬鹿で甘えたがりな

「ユウ」







XANXUSが口角を上げ、名前を呼んだ












「「「「「誕生日おめでとう!」」」」」




そんな家族に囲まれて、ウチは幸せだ












特別な日


(そいえば、余った資料整理どーする?)

(レビィに任せてよくね?)
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