Novel for NAGI

□初めの一歩
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巨大イカの襲撃により、無人島に漂流した俺ら。




夜も更けて、寝ようとしたときあやが俺が海賊になったわけを聞き出した。




先ほどまで、ホームシックにかかって泣いてたと思ったらもう笑い出して、俺の話を聞きたがる。



俺の話を聞いたって、何の面白味もないのに

こいつは「そんなこと無い」「ありがとう」と言ってくる。



人なつっこい奴。
きっと、両親に愛されて、平和に暮らしてきたんだろうな。




ナギ「お前はどうすんだよ。

海賊になる覚悟もなく、いきなり海賊になって…

ホームシックにかかるくらいだから、

両親も心配してんじゃねーのか?」



あや「えっ…」



何かを考え出しやがった。

あーあ。また泣くか?めんどくせぇこと聞いちま…




あや「確かに、お母さんと弟は心配してるかもしれませんが…

私、お父さんはもう居ないので。」
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