Novel for YAMATO

□大和の朝ご飯?
1ページ/2ページ

朝。


ふと目を覚まし、時計に目をやると、すでに朝の8時を過ぎていた。


隣には、私を抱きしめたまま眠る大和。


そこで「あぁ、今日は休日か」と思い出す。



ベッドの中、何も身につけずに眠る私たち。


そろそろ起きなきゃっと少し肩を出し、外気に触れるとまだ少し寒くて


大和の胸の中に逆戻りし、大和の寝顔を見つめていた。


いつもは自信満々な表情しかしない大和でも


寝ているときだけは、安心しきった子供のように完全無防備で


この寝顔を見れるこの時が、私の幸せの一つだった。




手を大和の頭にそっと置き、撫でてみる。


すると「ん〜…」っと唸りながら、大和が静かに目を開けた。




あや「あっ、ごめんね大和…起こしちゃった?」


そう問いかけても、大和はうっすら目を開けて私を見るだけ。



もしかして、寝ぼけてる?っと思い、顔を近づけると…




あや「んん!!!ちょっ、大和!」



いきなり熱い口づけをされて、驚いた私は


思わず、大和の胸を押しのけようとするが


寝起きだというのに、強い腕の力にはかないっこなかった。



大和「朝から俺を煽るたぁ、夜だけじゃ足りないってか?」


あや「そ、そんなこと言ってな…んんんんん!!!」


反論したくても、大和のキスの嵐で塞がれてしまう。


大和「照れるなよ。そんな可愛い顔されたら…

止まらなくなるだろ…」


そう言いながら、唇から耳、頬、首、鎖骨と徐々に降りていく。



あや「やぁ…ちょっ…くはっ…

あ、朝ご飯の準備…しない…と…」



大和「ん〜?今食ってるー」



あや「バッ!!!!!!も…んぁ…」



大和「ダメだ。もう止まらねぇ…あや…」



もう一度、唇にキスをする。


大和「あや…いいだろ…?」



切なそうに私を見つめる大和。


その切なそうな瞳に弱いこと…知っててやってるのかな…



恥ずかしさのあまり、俯きながら小さく首を縦に振る。



それを合図に、激しく求めてくる大和。



私も甘いなぁ…なんて思いながら


大和という心地良い快楽に身を委ねていった。







結局、大和から解放されたのはすでにお昼近くだった。



END


→あとがき
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ