夢現-ゆめうつつ-

□prologue
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某月某日 三人の少女が林の中を歩いていた。(季節は夏です、七月くらい)
寿「あ、暑い・・」

遥「なんでこんな暑い時にこんなところに来なきゃならないんですか?悠樹さん」

悠「それはね、ひーちゃん・・・・・私がついうっかり装置の作成案の紙を飛ばしちゃったからで〜す(笑)」

遥「笑って言うことですか?それ・・(黒笑)」

悠「いいえ!!」

寿「黒遥陽が降臨した・・」
なんか言った?

いや・・・なんでもない。

などと話している三人。なぜ彼女達がこんなに暑い中、
林の中を歩いているのかというと







三人はとある高校の演劇部に所属しており、
そこで装置係(舞台セット作ったりしてます)だった。
悠樹は二年生、遥陽、寿々華はその一つ下の一年生である。
なんだかんだでお互いの趣味が合うため、先輩後輩というより、姉妹のように見えたり見えなかったり(どっち?!×3)
・・・まぁ、それは置いといて、(おいとくんかい!×3)彼女達は来月初めにある地区大会に向けて作業をしていた。
そんな時に作成案を確認しようと思った遥陽が悠樹に声をかけた。

遥「悠樹さん、作成案ってどこに置いてるんですか?
確認したいところがあって、」

寿「あ、僕もみた〜い。ひーちゃん次見せてね」

遥「うん、りょ〜か〜い」

悠「え〜っとねぇ、あ、あったあああああああ?!」

遥「えっ・・・」

寿「えっ・・・」

作成案はどうやら彼女のカバンの奥まったところにあったらしく、やっと見つけ出したかと思えば、突風にあっさり持っていかれた。

「ウソだろおおおお!?」×3
 

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