泡沫乱舞

□第一話
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桜が散り始めた四月のある日。

「螢ちゃ〜ん、大変です〜。」

「どうしました?玻琉さん。」

水飲み場で作業をしていた橙色の少女のもと

に藍色の少女が駆け寄ってきた。

橙色の少女が"橙音寺螢"、藍色の少女が"藍津玻琉。


「じ、実は………。」



玻琉から話を聞いた螢は呆れたように、溜息を吐いた。

「全く、一軍レギュラーが新入生5人に惨敗?

バカですか……。」

「と、とにかく螢ちゃん。」

「仕方無いですね。」

二人並んで体育館に向かう。
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