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□第肆話
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『暇・・・・・・』




太陽の傾きからして、正午頃だと思われる今、現在

真っ当な生き物なら、もっとも活発に行動している時間であるのに。

私は暇・・・もといやることがない。

別に、怠けてるわけではない

そう。全ては風間のせいだ。

あの日以来わたしは、外に出させてもらっていない

なんでも、次の仕事は相手に顔がわれているとどうやら不味いらしい。


はぁ
危険な仕事だったら、どうしよう。
剣術なら自信は・・ある
けど、実践で役にたつかはわからない
・・・・・

それに人間の戦いかたは、苦手だ。
あんなに、群れてたかって・・・


あーもう。
弱気になっちゃ駄目だ。

いざとなったら、天霧にでもおしつけ・・




『國崎さま、風間がお呼びです。』




『!?』

『どうしましたか?』

『いっいえ。なんでもないです。いきなり、声がかっかったものですから、驚いてしまいました。
直ぐにいってきますね。』



即座に立ち上がり、部屋を出る。

驚いた…
どいつもこいつも、
人の後ろにたつのがお好きなよーで。

もう、気配を消すの上手すぎるだろ…

私もまだまだだなぁ…‥
なーんて。


取り合えず、急ぎますか














『風間様。國崎です。』


『あぁ。入れ。』

『失礼します』

いいながら、睨んでみる。
まぁ。全然悪びれる様子もないけど。




『今日は、お前に頼みたい事がある』


焦らさなくてもいいのに
緊張するじゃないか


『なんでしょう。』

『‥‥先に言っておくが、國崎 出雲。だからこそ、頼めることだ。信頼してる。今から言うことに不満はあるだろうが‥』

『‥何時になく弱気ですね。
大丈夫です 頑張ります』


『そうか。では、本題に―――――



―――――――――――――――――



『えっ‥‥‥‥‥‥‥』
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