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□第漆話
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動ける隊士がすくなく、本命がどちらかわからないまま

土方副長 斎藤さん 原田さんを含む土方隊24名は四国屋へ

近藤局長 沖田さん 藤堂さんを含む近藤隊は10名で出発していった


隊士たちがでていくのを見送り一息つく

うぅ…今夜は山南さんといなきゃいけないわけか…

―――――――彼は大阪にいって腕を負傷した…
刀は片腕で容易に扱えるものではない…
そう、彼は二度と刀を振るうことはできないのだ

あの人は恐いわけじゃないんだけど
考えを人に悟らせない、読ませない

わからないから 苦手





ん…?あれは國崎さん?
どうしてこんなところにいるんだろう、まさか…




迷ったとか?





「……如月くん…」

ビクッ

『さ、山南総長…』

「こんなところで何をしているのですか」

『戻ろうとしたらそこに…なんでもないです。』
(いない…さっきまでいたはずなのに…)

「なんでもないならここには近づかないようにしてください」

やっぱりわからせない

『はい…』

「総長、本命は池田屋です。俺はすぐ四国屋へ伝えに行きます」




……今さらだけどこの人たち気配を消して背後に立つのが上手すぎる…

「…山崎君 雪村君と如月君を同行させてください」

………………………………………



『は!?俺も ですか?』







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