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□第捌話
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昼間まで騒がしかった屯所は


今は、同じ場所とは思えないほど
静かである

そんななか私は歩いている


注意すべきは、総長である山南敬介
と監察方の人たちくらい…



にしても、調べるといってもなぁ〜
まぁ。とりあえず、副長の部屋とか……無難かも…


そう決めた私は、副長の部屋へと急ぐ
今日は、風間と落ち合うことに、なっているから、時間がない…


少し速度をあげる
のと相対して
私の気配が消すのがおろそかになってくる

でも、大丈夫…
並みの人間にはわからないもの……………














そっと扉をあける


うわぁ。何もない部屋…

書類がきちんと整頓されている

羅刹の資料なんてあるのかな…
そもそも…新選組は、羅刹の研究を進めてしまっているの…?


………………………………


何を考えてるの。


奴らは下等な人間……………

羅刹の力が必要な理由なんて沢山ある




辺りを見回す




ふと目につくものがある







んっ?此は…













ふーん。



良いことが知れた…

羅刹とは、ちょっと関係ない気がするけどね
弱味ってやつ?ふふふ…





さぁ。そろそろ行かなければ…

風間に文句のひとつでもいってやらなきゃ……




戸を閉め女物の着物から男物のものへと着替える

副長の部屋で、着替えちゃうなんて
二度とない気がする…


行きますか…
さっとへいに飛びうつる



やはり、人の視座より鬼の方がさぞ
雅なこと……




今日の月は綺麗だと

柄にもなく思った……………
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