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□第捌話
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「…遅い………………」
開口一番それですか。
風間さん。
「急ぎましたよ。でも、
あの下で待っている犬どもにきずかれぬようにはいるのがどれだけ苦労したと思っていらっしゃるんですか…」
「それがどうした?できて当たり前だろう。」
「…………………」
「風間…そのくらいにしておいてあげて下さい。
お久しぶりです。國崎さま」
「天霧…お久しぶりです…」
本当に久しぶりだ…
この感覚が少しくすぐったい…
「浸っているところ悪いが…「会津中将お預かり―――‥‥‥‥」もう来たか‥芸のない犬どもめ」
新選組?
思っていたより早い
誰かが階段を上がってくる…
二人…か…
まぁ。私が相手どることもないかな…
でも 風間が相手だと殺しちゃうかも…
「出雲……感化されてくれるなよ」
ニヤリと微笑む…
馬鹿にしてるのか…
「…それじゃあ。してしまったら
風間様が私を殺してくれる?」
なんだかそのあとは
聞きたくなくて…部屋から出る
何でだろう…そんなの絶対にあり得ないのにね。