私想

□気絶
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確かにこれは危険なこと。
それを侵してまでしたい事。
俺の場合は、歌うこと。

死にそうになるまで音域を追求して
死にそうになるまで音を追って
その後、完成したら満足行くまで歌って
叫んで、狂って、歌って…
壮麗な歌詞も、狂気なシャウトも
全部含めて俺の歌になる

だから、それは必至

倒れるなんてのは俺にすれば
ただの休憩みたいなもの
そうでもしなけりゃ躰がもたない
それでも歌うことは止めたくない
それでも叫ぶことは止めたくない

俺が持つ信念の根底は
頑なに守りたいものは…解らない

もしかすると
俺を応援してくれるファンの子の為か
もしかすると
最愛の彼氏の喜ぶ顔が見たいが為か
もしかすると
ただの俺の自己満足なのか

解るには、完全に理解するには
きっと死んでみても解らないと思うから

理解したくない

解りきったらそこで終るから

もっと

もっと

もっと、もっと、ずっとこの先

俺が死んだとき
アイツ、よくここまで…
そんな事なんか言われたくないもん
だから、今から前から死ぬ前から
ずっとフルスロットルで飛ばしてる
きっとそのくらいがちょうど良い

だから
今日も明日も俺は歌い続ける

気絶、過呼吸、嘔吐、目眩、幻聴、難聴

色んなこと経験した。
それはきっと試練。蹴散らしてやるさ…

俺が歌う理由


いつになればわかるかな?
 

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